第５章

二度にわたって皇后の命を救ったリン･ルオジンに、シャオ･イエハンは好意を持ち始める。そんなシャオ･イエハンに危機を感じたリン･ユエシーは、シャオ･イエハンが見ている前で、匕首（あいくち）で自分を刺し、リン･ルオジンがやったように見せかける。リン･ユエシーを疑わないシャオ･イエハンに愛想を尽かし、リン･ルオジンは離縁状を突きつけてチュー王府を出る。そして医術を頼りに春風医館を開き、一躍人気に。だが、それを快く思わない医館組合の面々が乗り込んでくる。