第四章 伽藍の洞

第四章 伽藍の洞

2010年 日本 47分
標準画質 417ポイント
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「私は、弱い私を殺す。
 おまえなんかに――――――――――両儀式は渡さない」

不慮の事故から、二年。
昏々と眠り続けた両儀式は、ずっと「死」に触れていた。そして、同時に畏れていた。
やがて覚醒。
しかし彼女を待っていたのは、深い孤独と望まぬ景色。
失ったのはずっと同じ器の中で常に一緒だった片割れ「織」。
得たものは万物の死の線が視えてしまうという異形の力「直死の魔眼」。
ともに両儀家が知らず、式という存在に辿り着くためにつちかってきたことへの報復にして結果だった。
夢見ることが好きだった、織。
深い殺人衝動を抱えた、織。
今はもうどこにも、いない。
たとえようもない喪失感と死の感触に少女はガランドウになる。
それが器を求める霊体にとって最高の標的となることにも気付かずに―――。

そんな少女を見守る少年がいた。いや、青年と言うべきか。名は黒桐幹也。
彼の勤め先の上司は玲瓏な美を持つ女性で人形遣いで魔術師で、けれど今はただの工房「伽藍ノ堂」のオーナーで。
名を蒼崎橙子という。

ある日、橙子は式に会いに行く。名目はなんだってよかった。
一応はカウンセラー。なぜか会おうと思ってしまった、それが縁(えにし)。
一見、ゆるやかに過ぎる時間。しかし終わりはやってくる。
ある夜、ガランドウの器を求めて霊体は肉を持ち襲いくる。
刹那、彼女の目に映るのは凶々しくも静謐な死をつかさどる、線。手にはナイフ。煌めく瞳。
かくして少女は自身の四肢で歩き出すことを決意する。
キャスト
両儀式: 坂本真綾
黒桐幹也: 鈴村健一
蒼崎橙子: 本田貴子
黒桐鮮花: 藤村歩
荒那宗蓮: 中田譲治
巫条霧絵: 田中理恵
浅上藤乃: 能登麻美子
秋巳大輔: 東地宏樹
臙条巴: 柿原徹也
コルネリウス・アルバ: 遊佐浩二
黄路美沙夜: 水樹奈々
玄霧皐月: 置鮎龍太郎
白純里緒: 保志総一郎
スタッフ
監督: あおきえい(第一章)
監督: 野中卓也(第二章)
監督: 小船井充(第三章)
監督: 滝口禎一(第四章)
監督: 平尾隆之(第五章)
監督: 三浦貴博(第六章)
監督: 瀧沢進介(第七章)
監督: 近藤光(終章)
脚本: 平松正樹(ufotable)
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