2020年4月から宝塚市立病院の取材をしてきた医療班記者。
新型コロナウイルスの感染拡大の中、市内唯一の公立病院で地域医療の中核を担う同病院は、進むべき道を示す羅針盤を探していた。
検査態勢の脆弱さや身を守るためのマスクの不足。今になって振り返れば、驚くような態勢での未知のウイルスとの闘いだった。
この病院の感染対策を一手に担っているのが小林敦子医師。宝塚市で唯一の感染症専門医だ。
「ここを塞げば、別の場所から。コロナはいつも痛い所を突いてくる。」
小林医師はよくそう言って頭を抱えていた。最も恐れていたのが院内感染だ。
感染拡大の第3波でその恐れていたことが現実になり、医療班は取材に入れなくなった。
大阪府・兵庫県の医療が危機的な状況に晒されたのは第4波だ。重症病床がパンクし、本来は重症患者を受け入れていない地域の病院が治療せざるを得なくなった。
大阪府堺市の病院に取材に入り目を疑った。重症の患者の中に30代の男性がいたからだ。でも転院先が見つからない。
「救える命が救えないかもしれない」という重圧が医療従事者たちを苦しめていた。
再び宝塚市立病院の取材の許可が下りたのは、第4波が落ち着き始めた2021年6月のこと。
そこで初めて多くの医療機関で命の選別を行わざるを得なかった現実を知ることになる―。
新型コロナウイルスと向き合った地域医療の1年半を見つめる。
新型コロナウイルスの感染拡大の中、市内唯一の公立病院で地域医療の中核を担う同病院は、進むべき道を示す羅針盤を探していた。
検査態勢の脆弱さや身を守るためのマスクの不足。今になって振り返れば、驚くような態勢での未知のウイルスとの闘いだった。
この病院の感染対策を一手に担っているのが小林敦子医師。宝塚市で唯一の感染症専門医だ。
「ここを塞げば、別の場所から。コロナはいつも痛い所を突いてくる。」
小林医師はよくそう言って頭を抱えていた。最も恐れていたのが院内感染だ。
感染拡大の第3波でその恐れていたことが現実になり、医療班は取材に入れなくなった。
大阪府・兵庫県の医療が危機的な状況に晒されたのは第4波だ。重症病床がパンクし、本来は重症患者を受け入れていない地域の病院が治療せざるを得なくなった。
大阪府堺市の病院に取材に入り目を疑った。重症の患者の中に30代の男性がいたからだ。でも転院先が見つからない。
「救える命が救えないかもしれない」という重圧が医療従事者たちを苦しめていた。
再び宝塚市立病院の取材の許可が下りたのは、第4波が落ち着き始めた2021年6月のこと。
そこで初めて多くの医療機関で命の選別を行わざるを得なかった現実を知ることになる―。
新型コロナウイルスと向き合った地域医療の1年半を見つめる。
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