世界的な金融危機が実態経済を直撃している。 生活のなかでも影響はすぐそばにみてとれる。 人口およそ22万人の兵庫県宝塚市。 歌劇や温泉で知名度が高く、神戸や大阪のベッドタウンで昼間の人口の半分は大阪で過ごしていて中々地域行政に係わりがもてていないのが現状。 古典的な収賄容疑で市長が2代続けて逮捕。 一方、駅前再開発ビルが大きな危機を迎えている。 阪急電鉄宝塚南口駅前の「サンビオラ」は、第3セクターが7年前に22億円の負債を抱えて破綻。 テナントは去り幽霊ビル化していたが住民らの再生の取り組みが実り、建て替えに全員が合意。やっとデベロッパーが決まった。 深刻なのは1つ南の駅の阪急逆瀬川駅前の商業施設「アピア1」。 国から補助金を6億円もらい、18億円かけてリニューアル工事を期に隣の兄弟ビル「アピア3」から、2つのキーテナントを引き抜いてもテナントが埋まらず、負債は膨らむばかり。 工事関係で生まれた借金約6億円は、市が銀行に債務保証してつなぎ融資でしのいでいたが、3月末に返済を迫られていた。 市は財政難と市民感情から「3セクへの税金投入はできない」と赤字の経営実態を知りながら具体的な支援はできないでいた。 物語は、阪上市長の逮捕で急展開する。 カメラは市民の目線で市とまちづくり会社のもたれあいの構図に密着。 一筋の光を商売人の意識の変化に捉える。消費者や市民の感覚-不況下の宝塚の冬を見つめた。
カンテレ「ザ・ドキュメント」2009年3月20日
カンテレ「ザ・ドキュメント」2009年3月20日
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