劉皇后の仰せのままに

史上最悪のお騒がせ皇后が、皇宮をぶっ壊す!? “最も不釣り合いな2人”と呼ばれた皇后と皇帝が歩む、幸せへのワインディングロードは前途多難! 2022年、中国全土の話題をさらった宮廷ラブコメディ!!
宮廷もののドラマと言えば、色白でスラリとした絶世の美女が主人公と相場は決まっているが、本作のヒロイン・劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、まるで正反対。主演のリー・ジアチー(旧名:ラームー・ヤンズー/辣目洋子)は、オーディション番組で『新宿インシデント』などで知られる香港の映画監督/俳優のイー・トンシンに絶賛された演技力を武器にデビューすると、『成化十四年～都に咲く秘密～』『玉楼春～君に詠むロマンス～』といった人気ドラマで頭角を現した気鋭のコメディエンヌだ。後宮のしきたりを知らずに騒動ばかり起こし、時には皇帝である自分にまで食ってかかる劉金鳳を煙たく思うあまり、段雲嶂(だん・うんしょう)は「私の命を狙う刺客では…?」と疑い出す始末。この若き皇帝に扮するリー・ホンイーは、『春花秋月～初恋は時をこえて～』でブレイクし、『パラレル・ラブ～オレ様御曹司を社長にします!～』で主演を務めており、あどけなさと朗らかさを併せ持つルックスが魅力の若手注目株だ。そんな“最も不釣り合いな皇帝と皇后”と呼ばれた2人が、最高のカップルになってゆくまでの大騒動と愛の軌跡(?)を描いたのが、本作『劉皇后の仰せのままに』である。
親近感が湧くポッチャリ系ヒロインが巻き起こすトラブルに笑い、主人公2人の愛にキュンキュンし、権力の裏にはびこる陰謀にハラハラする、宮廷ラブコメディの傑作!

黒胖(こくはん)は、突如持ち上がった縁談に頭を抱えていた。彼女の住む仙葩(せんぱ)村には、男たちが早死にするという“呪い”が。占いの結果、呪いを解くためには、腐れ縁の“美顔王子”こと魚長崖(ぎょ・ちょうがい)と祝言をあげるべし――とのお告げが出たのだ。文通相手の宣(せん)様に嫁ぐのだと心に決めている黒胖は、母の勧めもあり、村を出ることに。都に行き、父さんを頼れと助言する母。聞けば、都にいる父とは“サソリ”とあだ名される奸臣・劉歇(りゅう・けつ)なのだという。折しも、都では若き皇帝の妻となる皇后選びの真っ最中で…。