瑠璃～めぐり逢う2人、封じられた愛～

命に代えても守り抜く。
心を失ったヒロインを巡る究極の恋物語
「麗王別姫～花散る永遠の愛～」のスタッフが贈る切なく甘い純愛ラブストーリー

少陽(しょうよう)派掌門の娘・チョ・センキは天真爛漫で明るく元気な女の子に見えるが、視覚や聴覚、味覚など六識が不完全な身体で生まれたため、痛みや感情などがわからず涙を流したことがない。そんなセンキを双子の姉・玲瓏(れいろう)はいつもそばで見守ってきた。ある日2人は五大修仙門派の達人が一堂に会する、4年に一度の武芸大会“簪花(しんか)大会”の手伝いをすることに。参加者の出迎えを任される2人だったが、センキが参加者の一人である乱暴者の烏童(う・とう)に連れ去られてしまう。ピンチを救ったのは離沢(りたく)宮の禹司鳳(う・しほう)。常に仮面を着け、「よそ者の前で仮面を取らないこと」を掟とする厳格な門派の弟子だった。彼と誕生日が一緒であることを偶然知ったセンキは司鳳に親近感を抱くが、無表情で冷たい態度を崩さない司鳳。そんなある日、2人は禁じられた場所にうっかり足を踏み入れ、司鳳はケガを負ってしまう。センキは血をぬぐうために司鳳の仮面を外してしまい…。