
湯女の首を絞めたうえ、剃刃で肌をずたずたに切り殺すという事件が続いて五回も起きた。風呂屋に薪を入れている仙太が下手人としてあげられたが、仙太の姉で女郎のお袖(片桐夕子)は無実だといい張った。実は殺しの犯人は、湯屋専門の出歯亀で変質者の羅漢寺一家の若親分・重吉だったが、伜をかばうため、羅漢寺政五郎(須賀不二男)が、主水(藤田まこと)の上役・村上と組んで、仙太に罪をきせたのだ。お袖は顔なじみの正八(火野正平)に「仕置人に政五郎らを殺すよう頼んでほしい」と訴える――。
スタッフ
監督:
工藤栄一 ほか
脚本:
野上龍雄 ほか
(C)松竹・朝日放送
エピソード