第2話 取り調べ

婚約者がいながら、ジャンニに浮気相手がいたとのスキャンダル報道がされる。その相手スパトゥザのウソを見抜いたダリオだったが、レオンシ検事は犯行動機を恋愛感情のもつれが原因として片づけようとしていた。事件の裏にマフィアの関与を疑うダリオは、夜間は閉鎖されているはずの空港に、夜な夜な降り立つ自家用飛行機の存在が気になっていた。搭乗していた人物らの正体が、トラパニ市長とシチリア島を支配する一族だったことから、ダリオは言い知れぬ不安を感じる。その後、ジャンニ殺害の実行犯とされるスパトゥザの恋人ミセリを逮捕。彼は当初事件への関与を頑なに否定していたものの、供述を一転、殺害を認める。