第10話 ニューヨークでの出来事

第10話 ニューヨークでの出来事

1996年
日本
47分
配信期間:~2025年02月21日 23時59分
標準画質 300ポイント
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ニューヨーク行きの深夜バスに、古畑任三郎(田村正和)と今泉慎太郎(西村雅彦)が、他の乗客とともに、手持ちぶさたにバスに揺られていた。
後部座席に日本人女性(鈴木保奈美)がいることに気づいた今泉は「ハックショイ」という日本語のくしゃみに意を強くした女性に話し掛けた。古畑も近づいてきて、今泉を追い払いながら自己紹介。女性も「鵜飼です」とあいさつ。
鵜飼と名乗った女性はのり子・ケンドール。米国に来て十二年になるという。古畑とのり子は、日本のテレビの話やクロスワードパズルを楽しみ、一方、今泉はコーヒーをこぼして黒人女性に殴られるなどさんざん。「解けない謎はない」という古畑に、のり子は挑戦的に「友だちの話」と裁判で無罪とされた殺人事件を語りだす。
六年前、米国のベストセラー作家が毒死した事件で、毒は日本人妻が夫にあげた和菓子に入っていたとみられ、それが死者が最後に食べた物だったことや夫の不倫で夫婦の不仲という動機も分かり、日本人妻は逮捕、起訴され裁判になった。淡々と語るのり子。
しかし、夫が一つの和菓子を二つに割り、妻も一緒に食べたという目撃証言が裁判であり自分が食べるかもしれない和菓子に毒を入れる可能性は少ないと判断され、裁判で妻は無罪、夫の死は自殺と判断されたという。
「時間はたっぷりあります」。どこまでも挑戦的なのり子。古畑は、何度ものり子の言葉を反芻、推理を巡らすのだった。

【47分】
スタッフ
脚本: 三谷幸喜
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