第8話

仕事場に遊びに来たティナの提案で、マサントニオは18歳の失踪者ルカを捜すことになる。児童養護施設の所長に話を聞くと、ルカは幼い頃から問題の多い少年だった。早くに母親を亡くし、父親に見放されて育ったルカの心の救いは、結婚の約束までしていた恋人のファティマだった。アラブ人移民の両親を持つ彼女との結婚のため、生活を改めて頑張っていた彼が、なぜ急に姿を消したのか。ルカの幻影との対話を試みても、反抗的な態度で役立つ情報が得られない。マサントニオは特殊な能力に興味を持つティナの手を借りて、ファティマとルカの関係を探っていく。そこでファティマの両親に会うことになるが…。