愛に渇く－thirst for love－

松坂桃李主演で映像化されたサスペンス・アクション小説『デス・ゲーム・パーク』(脚本も兼任)や、松田優作主演作や『あぶない刑事』シリーズを手掛けたベテラン監督の人生を綴ったノンフィクション『映画監督 村川透 和製ハードボイルドを作った男』など、作家として活動する山本俊輔が久々に監督した長編映画。
全編をエロス・ドラッグ・バイオレンスが横溢する中、精神疾患・薬物問題・格差社会・排他主義・震災・DVなど現代日本の抱える各種の社会問題もモチーフとして取り込んでいる。
俳優たちの体当たり演技や、杉本彩が後半重要な役どころで登場し、代表作『花と蛇』以来となる狂気のキャラクターを怪演しているのも注目ポイントである。