無頼

無頼

2020年 日本 R15+
あぶれ者たちの群像劇を通して逆照射される、もう一つの昭和史
主人公は、誰もが“欲望の資本主義”を追いかけた戦後日本そのもの。
敗戦直後の動乱期から所得倍増、奇跡の高度経済成長、政治の季節とオイルショック、さらにはバブルの狂騒と崩壊まで──。激しく変転を続けた昭和という時代が、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いた1人のヤクザ者の人生を通して逆照射されます。
1975年のデビュー作の『ガキ帝国』以来、社会のあぶれ者、はみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた視線で描き続けてきた井筒監督の真骨頂にして集大成とも言える、もう一つの戦後史です。

さまざまな事件や風俗の盛り込まれた物語の主役のアウトローを演じるのは、EXILEのメンバーとしてテレビや舞台で活躍する松本利夫。抜群の気っぷの良さで彼の人生を支えた妻・佳奈役には映画『純平、考え直せ』のヒロインに抜擢されるなど女優として活躍も目覚ましい柳ゆり菜。他にも木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、中村達也などの実力派が脇を固め、オーディションで選ばれた総勢300人の俳優陣が、練達の井筒演出のもと全力で見せ場を競いました。
極貧ゆえ社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の腕と胆力を恃みに、内なる掟に従って率直に生きた男。やがて彼は一家を構え、同じようなはみ出し者たちを束ね、命懸けの裏社会を駆け上がっていく──。
生のままの欲望がぶつかり合う無頼漢たちの群像模様は、さながら井筒和幸版『ゴッドファーザー』のように、フィクションでありながら社会の本質を抉り、昭和という時代を底辺で突き動かしてきた原動力を可視化させます。
井筒和幸監督が放つ魂の146分。虚妄のノスタルジーに彩られた昭和回顧ブームを撃つ、本格ハードエンターテイメントの誕生です。
エピソード全1話
作品紹介
あぶれ者たちの群像劇を通して逆照射される、もう一つの昭和史
主人公は、誰もが“欲望の資本主義”を追いかけた戦後日本そのもの。
敗戦直後の動乱期から所得倍増、奇跡の高度経済成長、政治の季節とオイルショック、さらにはバブルの狂騒と崩壊まで──。激しく変転を続けた昭和という時代が、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いた1人のヤクザ者の人生を通して逆照射されます。
1975年のデビュー作の『ガキ帝国』以来、社会のあぶれ者、はみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた視線で描き続けてきた井筒監督の真骨頂にして集大成とも言える、もう一つの戦後史です。

さまざまな事件や風俗の盛り込まれた物語の主役のアウトローを演じるのは、EXILEのメンバーとしてテレビや舞台で活躍する松本利夫。抜群の気っぷの良さで彼の人生を支えた妻・佳奈役には映画『純平、考え直せ』のヒロインに抜擢されるなど女優として活躍も目覚ましい柳ゆり菜。他にも木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、中村達也などの実力派が脇を固め、オーディションで選ばれた総勢300人の俳優陣が、練達の井筒演出のもと全力で見せ場を競いました。
極貧ゆえ社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の腕と胆力を恃みに、内なる掟に従って率直に生きた男。やがて彼は一家を構え、同じようなはみ出し者たちを束ね、命懸けの裏社会を駆け上がっていく──。
生のままの欲望がぶつかり合う無頼漢たちの群像模様は、さながら井筒和幸版『ゴッドファーザー』のように、フィクションでありながら社会の本質を抉り、昭和という時代を底辺で突き動かしてきた原動力を可視化させます。
井筒和幸監督が放つ魂の146分。虚妄のノスタルジーに彩られた昭和回顧ブームを撃つ、本格ハードエンターテイメントの誕生です。
スタッフ
監督: 井筒和幸
脚本: 佐野 宜志、都築 直飛、井筒 和幸
再生対応デバイス:
スマートフォン・タブレット・PC
サービス提供:
株式会社ビデオマーケット
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