藤田嗣治~白い暗闇~

藤田嗣治~白い暗闇~

2021年
日本
1920 年代のパリで、「乳白色の下地」の技法で成功した画家、藤田嗣治。その彼が、なぜ「アッツ島玉砕」等の戦争画を描いたのかに迫った評伝劇!劇団印象「国家と芸術家シリーズ」第2弾!

エコール・ド・パリの寵児と言われ、1920 年代に大成功した藤田嗣治。国際経験も豊富な彼が、なぜ日本型ファシズムに乗っかり戦争画を描くに至ったのか? 太平洋戦争時の藤田がどんな野心を持っていたのか?に迫る。
当時、日本の画家たちの全てではないにしろ多くが、自ら従軍して国威発揚の絵を描いていた。社会の役に立つ絵を描きたい、という若い画家たちの素朴な思いが、やがて、日本の画壇全体で戦争画を描くという波を作り上げたのだ。藤田は、その波に後から乗った画家だったが、誰よりも華麗だった。誰よりも鮮やかに波に乗った。
国民の熱狂を作り出すことに加担したという意味で、藤田には罪があった。しかし、現代の視点で彼の戦争画を見ると、単純な戦意昂揚を狙っただけの絵ではないとも感じる。彼の戦争画は、人間の業としての戦争を、人類の「闇」を捉えようとしている。だから我々も、目を凝らして、その「闇」を掴もうと手を伸ばし、この作品を創作した。
エピソード全2話
もっと見る

作品紹介
1920 年代のパリで、「乳白色の下地」の技法で成功した画家、藤田嗣治。その彼が、なぜ「アッツ島玉砕」等の戦争画を描いたのかに迫った評伝劇!劇団印象「国家と芸術家シリーズ」第2弾!

エコール・ド・パリの寵児と言われ、1920 年代に大成功した藤田嗣治。国際経験も豊富な彼が、なぜ日本型ファシズムに乗っかり戦争画を描くに至ったのか? 太平洋戦争時の藤田がどんな野心を持っていたのか?に迫る。
当時、日本の画家たちの全てではないにしろ多くが、自ら従軍して国威発揚の絵を描いていた。社会の役に立つ絵を描きたい、という若い画家たちの素朴な思いが、やがて、日本の画壇全体で戦争画を描くという波を作り上げたのだ。藤田は、その波に後から乗った画家だったが、誰よりも華麗だった。誰よりも鮮やかに波に乗った。
国民の熱狂を作り出すことに加担したという意味で、藤田には罪があった。しかし、現代の視点で彼の戦争画を見ると、単純な戦意昂揚を狙っただけの絵ではないとも感じる。彼の戦争画は、人間の業としての戦争を、人類の「闇」を捉えようとしている。だから我々も、目を凝らして、その「闇」を掴もうと手を伸ばし、この作品を創作した。
キャスト
藤田嗣治 間瀬英正
ナタリア 廣田明代
村中青次 泉正太郎
ユーリャン 灘波愛
藤田君代 山村茉梨乃
多門土郎 杉林志保
山田秋平 片村仁彦
住喜代志 二條正士
藤田嗣章 井上一馬
陸軍兵士1 伊藤大貴
陸軍兵士2 浦嶋建太
陸軍兵士3 堀慎太郎
再生対応デバイス
スマートフォン・タブレット・PC
サービス提供
株式会社ビデオマーケット
(C)(特非)劇団印象indian elephant