辰巳署刑事防犯課のメンバーが、梅子ばあさん(たつみ)という名物の万引き犯に手を焼いていたところ、一件の誘拐事件が発生した。連れ去られたのは野々村芳江(神津)と健太(平田)親子で、橘の剣道教室の生徒だった。父親の吾郎(南条)は、2億6千万円相当の宝石を盗んで服役中だったが、翌日に出所する。当時の担当刑事に話を聞くと、吾郎は妻が起こした交通事故の治療費や慰謝料を工面するために、犯行に至ったのではないかという。しかし、盗んだ宝石は今も行方不明らしい。ある日、誘拐事件について口を閉ざしていた吾郎が、レンタカーで軽井沢へ向かう。そこは5年前に吾郎が逮捕された場所だった。
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