「辰巳の赤ひげ」こと鮫島(梅宮)は腕のいい医者だ。弱い立場の人間には優しく、治療費も安いが、金に物を言わせる人間を嫌っている。そのため金は持っておらず、他人にまで酒をたかる要注意人物だ。ある夜、男性が刺される事件が発生。命に別状はないが、犯人は逃走中だ。警官に撃たれて足を負傷しているため、近隣の病院やタクシー会社にも聴取を行うことに。凶器についた指紋は自動車修理工場で働く国分(高野)のものだったが、妹思いの真面目な人間で、事件を起こすような人物ではないという。捜査を進めると、足を引きずった男と酔っ払いを事件の夜に乗せたと証言するタクシー運転手が見つかる。同乗していた酔っ払いは、あの鮫島だった。
キャスト
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エピソード