忠さん(八名)というテキ屋の親父を預かる辰巳署。地元の祭をはじめ、旅から旅へ渡り歩き粋なタンカ売で生きて来た男だ。辰巳署にもファンは多い。だが、その旅ガラスのせいで妻の死を3ヵ月も知らずにいたため、息子の昭一(遠藤)とは疎遠になり、また自身も悔いていた。そんな忠さんは悪どい地上げ屋に怒り、相手を半殺しにしてしまったために起訴され、懲役3年を言い渡された。橘は忠さんが体を悪くしていることを見抜いており、刑務所に送られる前に医師の診断を受けさせ、息子と復縁させようと考える。橘に頼まれた兵頭は、忠さんを連れて昭一が研修医として働いている東都病院を訪れるが……。
キャスト
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エピソード