六本木令嬢ふ・し・だ・ら

現実の生活から目をそむけ、自らの欲望だけに従って毎日を流されてゆく少女達。六本木の街に群れ集まり、ホテトル嬢として趣味と実益を兼ねて生活費をかせぐその日ぐらしの少女達。繰り返される退屈な日常をただ浮遊しながら漂ようように生きていく。
本篇はそのような現代の少女達の生き方を、彼女たち六本木族の日常に範をとりながら、きめ細やかに描写していく。