第20回 狙う女を暗が裂く

第20回 狙う女を暗が裂く

1973年 日本 47分
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 江戸で指折りの大店、板倉屋(清水彰)伊勢谷(郡司良)和泉屋(沢村宗之助)の旦那らは、芸者蝶丸(真屋順子)と料亭で散財していたところを、板前の寅吉(夏八木勲)におそわれ、板倉屋はのがれたが、あとの三人は殺された。
 捕手に追われ、重傷をおった寅吉は、おきんの家に逃げ込む。はじめはすきを見て逃げだそうとするおきんだったが、重傷の寅吉の哀願するような目の輝やきや、同じ故郷のもの同志ということもわかり、しだいに打ちとけていった。
 鉄と錠は、おきんの不審な動きを見張っているうちに、寅吉がひそんでいるらしいと気づき、ふみ込んで事情を知る。寅吉は蝶丸と相思相愛の仲になり、苦労して身請けの金までつくるが、実は蝶丸が板倉屋らと酒の余興に仕組んだ芝居だったとわかり、復讐を遂げようとしたのだった。
 そのころ、捕手はすでにおきんの家を完全に包囲していた。
スタッフ
監督: 貞永方久 ほか
脚本: 野上龍雄 ほか
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