三十人しか入れない幕府学問所に、内藤和馬(三木豊)は見事合格した。貧乏旗本の息子でも、学問の世界だけは実力次第と、亡き父の遺志にそい、美しい姉の秋絵(島かおり)に見守られ、日夜努力した甲斐だった。
同じ塾に、長崎奉行松坂刑部の子息隆之助(坂本友章)がいた。母の吉乃(浅茅しのぶ)がやっきになるほどには学問ができず、学問所も不合格だった。吉乃は、兄の小沼土佐守(入江正徳)と、林大学頭(入江慎也)に談じこみ、欠員が出れば考えられる、との示峻を得る。小沼は、年若の和馬に辞退を説得するが、秋絵がきっぱり断る。「こしゃくな」と怒った小沼は、人を使って和馬を斬り、弟の無念を晴らしに松坂の家を訪れた秋絵も、かえり討ちにあう。
かつて雨の日に傘をさしかけられて内藤姉弟と知り合った半次は、秋絵の遺書で事情を知り、和馬の学資にとのこされていた金を仕置料に、姉弟の恨みを晴らすべく立ち上がる。
同じ塾に、長崎奉行松坂刑部の子息隆之助(坂本友章)がいた。母の吉乃(浅茅しのぶ)がやっきになるほどには学問ができず、学問所も不合格だった。吉乃は、兄の小沼土佐守(入江正徳)と、林大学頭(入江慎也)に談じこみ、欠員が出れば考えられる、との示峻を得る。小沼は、年若の和馬に辞退を説得するが、秋絵がきっぱり断る。「こしゃくな」と怒った小沼は、人を使って和馬を斬り、弟の無念を晴らしに松坂の家を訪れた秋絵も、かえり討ちにあう。
かつて雨の日に傘をさしかけられて内藤姉弟と知り合った半次は、秋絵の遺書で事情を知り、和馬の学資にとのこされていた金を仕置料に、姉弟の恨みを晴らすべく立ち上がる。
スタッフ
監督:
貞永方久 ほか
脚本:
野上龍雄 ほか
(C)松竹・朝日放送
エピソード