ヘンリーの計らいにより、ジェーン・シーモアの兄エドワードはヘンリーの侍従に取り立てられた。さらにクロムウェルはヘンリーの部屋に隣接した自分の部屋をシーモア家に明け渡し、ヘンリーがジェーンと家族の面前で会えるようにする。この計画が察知されないようヘンリーはブーリンに対しては存分に恩恵を与え、一方で密かに会うジェーンには自分の写真入りロケットを渡し熱い思いを伝えるのだった。ヘンリーが贈ったロケットはほどなくしてアンに見つかり、激怒したアンはジェーンの首からネックレスを引きちぎってクロムウェルの執務室へ怒鳴り込む。アンの意見を聞かずに政策を進め、ヘンリーとジェーンの橋渡しをするクロムウェルにアンは抗議し、脅しの言葉を吐き捨てた。そんなアンに対してクロムウェルはまったく動じず、ローマ帝国との新たな同盟締結に向けて皇帝の大使チャプイスと結託する。イングランドはフランスではなくローマ帝国と同盟を結ぶ可能性が濃厚となり、アンは不服ながらもチャプイスをもてなしフランス大使を邪険に扱わざるを得なくなった。チャプイスには会食を避けられるもブーリン父兄がすかさず媚を売る。だが結局チャプイスの不用意な一言がヘンリーの逆鱗に触れ、同盟の話は暗礁に乗り上げてしまった。そんな時ヘンリーはブランドンからアンの不貞を聞かされる。尋問を任されたクロムウェルは侍女マッジからアンが部屋に招いた男たちの名前を強引に聞き出した。その名はノリス、ブレアトン、スミートン、ジョージ…。クロムウェルはアンが彼らと姦淫したと決め付ける。まずはスミートンが捕らえられた。アンとの不貞行為を問われて否定するが、残虐な拷問に耐えかねて罪を認めてしまう。これに端を発し他の容疑者たちも次々に逮捕されて尋問されるが、アンを陥れたいブレアトン以外は容疑を否定。アンも無実を主張しヘンリーに慈悲を求めるものの、懇願むなしくロンドン塔へ送られた。今やヘンリーはアンを心の底から憎んでいた。アンが不貞をはたらいた相手は100人は超えているだろうということ、キャサリンを毒殺しメアリーも狙っていたはずだということ、流産した胎児が発育不全だったこと。ヘンリーは激しい憎悪を顕わにする。容疑者らには死刑が言い渡され、打ち首に処されることとなった。罵声が飛び交う中、ジョージを筆頭に次々と斬首される男たち。塔の窓からその様子を見て号泣するアン。牢の中で冷静に本を読むブーリン。おそらくクロムウェルの計らいで刑を逃れたワイアットはこの辛く哀しい日々のことを詩にするのだった。
キャスト
ヘンリー8世:
ジョナサン・リース=マイヤーズ
アン・ブーリン:
ナタリー・ドーマー
キャサリン・オブ・アラゴン:
マリア・ドイル・ケネディ
チャールズ・ブランドン:
ヘンリー・カヴィル
トマス・ウルジー:
サム・ニール
トマス・モア:
ジェレミー・ノーサム
トマス・ブーリン:
ニック・ダニング
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