第11話 待ち人の行方 Gyre, Part 1

マーティンは、アビゲイルから生後間もないジェイクにメビウスという会社が興味を示し亡き妻サラに接触していたと聞かされる。その後、アメリアが3年前に車の転落事故で死んだことになっている事実を警察で知ったマーティンは、アーサーの研究室でアメリアの偽装死を暴く証拠を見つけるが、その直後に何者かに襲われ証拠を奪われてしまう。
シアトルの海岸。ウェイドという男が漂着物を拾い集めている。仙台で津波を経験した彼は、津波の漂着物を拾ってはネットに公開し、持ち主が名乗り出るのを待っていた。海岸で出会ったルーシーの助けもあり、ウェイドは拾った刀の持ち主を発見。それは死んだと思っていた日本人女性の家に代々伝わる刀で、彼女も無事だったことを知りウェイドは胸をなで下ろす。
一方、時間になってもルーシーの待ち人は現れなかった。彼女は娘の死を受け入れられずにいるアメリアの母親だった。アメリアが残した数列と方程式から日時と場所を導き出し、この海岸へ来ていた。
マーティンはジェイクを連れ出す覚悟で施設に乗り込むが、親権が施設に移ったと告げられる。警察沙汰を起こしたことで父親抜きでの審問が開かれ、全員一致で決定されたのだった。