第12話 旅立ちの時 Gyre, Part 2

マーティンは、ジェイクを奪い返す決意で施設に乗り込むが、クレアが機転を利かせジェイクを施設から外に出す。家に残されたジェイクの4370というメッセージが、亡き妻サラの誕生日だとすぐに気づいたマーティンは墓地へ向かい、無事にジェイクと合流する。そしてアヴラムに助けを求め、バスでNYを離れる手はずを調えてもらう。
バスターミナルで、ロサンゼルス行きのバスが「4370」であるのに気づいたマーティンは、当初の予定から行先を変えることにするが、そこへ施設からの追っ手が現れる。何とか振り切り、逃げようとしたところへ元消防士ランディの車が急停車する。彼は運命の数字に導かれ、車でちょうど通りかかったのだった。車内でマーティンがサラの夫だと知ったランディは、10年間背負ってきたメッセージを二人に伝える。ランディから譲ってもらった車で二人は無事にカリフォルニアに辿り着く。
サンタモニカの桟橋。マーティンはジェイクが拾った天気図を見て背後の女性に声を掛ける。その天気図を落とした女性は、娘を捜しに来たという。娘の名前はアメリア。シアトルから南下してきたルーシーだ。ここまで辿り着いたマーティンの手をジェイクがそっと握る…。