第7話 金は愛より強し!?

第7話 金は愛より強し!?

2005年
日本
46分
300ポイント
堀内(伊原剛志)が離婚届を置いて家を出て行った。夕子(三浦理恵子)に泣きつかれた千春(稲森いずみ)は困ったが、事情を聞くうちに頭にきた。たやすく離婚を口にした夕子に対して、千春は思わず夫婦とはそんなものなのかと声を荒らげた。
えり子(青木さやか)は離婚したら堂々と付き合えるじゃないかとお気楽な返事。それでも自分の貯金を貸そうなんて思ってはダメだと忠告してくれたが、千春はそんな貯金があるわけないと当たり前のように打ち明けた。すると今度はえり子が驚いた。バッグから取り出した通帳には1千万円以上。なつみ(釈由美子)だって、まだ働き出して3年なのに「300万円ちょっとかな」。椿(石川亜沙美)に至っては母親が勝手に貯金してくれているという。千春は働き出して10年以上だが貯金は150万円ちょっと。そればかりか、お会計をしようと、ポケットに手を入れた瞬間嫌な予感。千春は「ない!」と大声を上げた。昼間銀行でお金を下ろしたばかりなのに財布が無くなっていた。
ことあるごとに千春へのライバル心をむき出しにするなつみだったが、そのなつみがホスト風の男にお金を渡していたと千春は修二(金子貴俊)から耳打ちされた。なつみが男から貢がれることはあっても貢ぐことなど考えられない。気になった千春は昼休みになつみを公園に呼び出した。千春が予想していた通り原因は母親の敏江(石井苗子)の作った借金らしいが、なつみは放っておいてくれとはねつけた。
一方、姉・杏子(川島なお美)の部屋に居候を決め込んだ夕子だったが、千春に言われた一言が引っ掛かり、いざとなると離婚の決心はつきかねていた。そんな時、以前偶然出会った時のことを思い出し、堀内と千春の視線が気になった夕子は妙な疑いを抱いてしまう。
千春は堀内に電話をかけ、夕子から一部始終を聞いたことを伝えると、今後のことを尋ねた。神戸に戻って雇われシェフで再スタートするという。一緒に来るかという思いもかけない誘いに千春は思わず携帯を強く握り直した・・・。
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