川瀬光充(成宮寛貴)は若くして成功したIT関連会社の社長。昼間から超高級ホテルの会員制プールで華麗に泳ぎ、ヒルズ族の仲間たちと株の話をするセレブな生活をしている。が、そのホテルのラウンジに、セレブとはまるで縁の無い男がいた。
諏訪野大輔(上川隆也)、40歳。パロット文具の営業2課・課長代理で850円のコーヒーをおかわりするのにも躊躇する生活。この日も商談相手にすっぽかされ、すごすごと帰る羽目になってしまう。会社で大輔を待っていたのは、社内投票で「ベスト・ダディ&ベスト・ハズバンド」に5年連続で選ばれたという報告。部下たちは記念の飲み会を開こうと大張り切りだが、大輔は給料日まであと11日間を5,385円で過ごさねばならず、頭を悩ませる。まさに水上は優雅に見えても、水面下では必死に水かきをしている白鳥=スワンのような状態だ。
そんな大輔がフードコートで一番安いランチを食べていると、加茂健司(劇団ひとり)と時田秀喜(梶原善)という2人組が近づいてくる。時田はパロット文具と同じ階にある食品会社の係長代理で、加茂はビル内にあるカフェの店長代理をしている。大輔の窮状を調査済みの2人は、バイト代3万円のお見合いパーティーのサクラに一緒に参加しないかと誘ってくるが、真面目な大輔は「妻子がいる」とムキになって断る。
そこへ同じビルの最上階にオフィスを持つ川瀬がやって来る。川瀬は筆頭株主役員とそのアシスタント・香月絢菜(芦名星)を同伴しており、絢菜のあまりの美しさに大輔は目を奪われる。だが絢菜はどこかワケありの様子だ。
家に帰ると、妻の真澄(田中美佐子)が小学4年生の娘・理英(美山加恋)を塾に入れたいので、大輔の小遣いを月5万円から3万円に減らすと宣言。抵抗する大輔だが、元先輩社員で姉さん女房の真澄にはサラリとかわされ、さらに理英本人の口から名門中学・清連学園に行きたいと聞かされた大輔は、嫌とは言えなくなってしまう。
バイトに心が傾いていた大輔は、加茂と時田に強引に誘われて、とうとうお見合いパーティーに参加。それは40代の女性が数少ない男性を奪い合うパーティーで、新婚の加茂は大輔と同様に腰が引け気味だが、バツイチの時田は乗り気で、ある美女に目を留める。それはなんと大輔の大学時代の恋人・黒田志摩子(森口瑤子)で、大輔に気づくと昔と変わらず親しげに「スワニー」と声をかけてくる。志摩子は未だ独身で女性向けの通販会社の社長をしているという。そして明後日が大輔夫婦の結婚10周年記念日だと知ると、志摩子は記念の指輪を買うように、お勧めのジュエリーショップを紹介する。
翌日、その店で大輔と志摩子が指輪を見ていると、偶然絢菜がやって来て、志摩子がふざけて腕を絡めてきたところを見られてしまう。その後、絢菜が大輔の会社に事務機器の発注にやって来るが、デスクに真澄の写真が飾られていたことから、志摩子と不倫をしていると誤解されてしまう。大輔は誤解を解くために、新商品で破らないと中身が読めないメモ用紙を使い、志摩子とはやましい仲でないことを絢菜に伝えようとする。
ショップで見たスイートテンリングは安いものでも価格が5万円だった。バイト代の3万円をもらってもまだ足りないと嘆く大輔に、時田と加茂は1万円ずつ貸してくれ、指輪で真澄を喜ばせて小遣いを5万円に戻してもらえばいいとけしかける。大輔は、ダイヤモンドリングを購入すると特典で付属のコンパクトミラーにオリジナルメッセージを彫り込んでもらえると知り、メッセージを考えて例のメモ用紙に書き込む。そしてメモの1枚をジュエリーショップに、別の1枚を絢菜に渡す。
結婚記念日の晩、大輔が帰宅すると、真澄と理英はごちそうを用意して待っていた。大輔がプレゼントした指輪を見て歓声を上げる真澄たち。だがそのとき、大輔は1枚のファックスを見つける。それはジュエリーショップから届いたメッセージの文面を確認するファックスで、大輔は「志摩子とはやましい関係ではない」と書いた方のメモがショップに渡ったことに気づく。まさにそのとき、バイク便の配達人が、メッセージを彫り込んだミラーを届けにやって来た…!
諏訪野大輔(上川隆也)、40歳。パロット文具の営業2課・課長代理で850円のコーヒーをおかわりするのにも躊躇する生活。この日も商談相手にすっぽかされ、すごすごと帰る羽目になってしまう。会社で大輔を待っていたのは、社内投票で「ベスト・ダディ&ベスト・ハズバンド」に5年連続で選ばれたという報告。部下たちは記念の飲み会を開こうと大張り切りだが、大輔は給料日まであと11日間を5,385円で過ごさねばならず、頭を悩ませる。まさに水上は優雅に見えても、水面下では必死に水かきをしている白鳥=スワンのような状態だ。
そんな大輔がフードコートで一番安いランチを食べていると、加茂健司(劇団ひとり)と時田秀喜(梶原善)という2人組が近づいてくる。時田はパロット文具と同じ階にある食品会社の係長代理で、加茂はビル内にあるカフェの店長代理をしている。大輔の窮状を調査済みの2人は、バイト代3万円のお見合いパーティーのサクラに一緒に参加しないかと誘ってくるが、真面目な大輔は「妻子がいる」とムキになって断る。
そこへ同じビルの最上階にオフィスを持つ川瀬がやって来る。川瀬は筆頭株主役員とそのアシスタント・香月絢菜(芦名星)を同伴しており、絢菜のあまりの美しさに大輔は目を奪われる。だが絢菜はどこかワケありの様子だ。
家に帰ると、妻の真澄(田中美佐子)が小学4年生の娘・理英(美山加恋)を塾に入れたいので、大輔の小遣いを月5万円から3万円に減らすと宣言。抵抗する大輔だが、元先輩社員で姉さん女房の真澄にはサラリとかわされ、さらに理英本人の口から名門中学・清連学園に行きたいと聞かされた大輔は、嫌とは言えなくなってしまう。
バイトに心が傾いていた大輔は、加茂と時田に強引に誘われて、とうとうお見合いパーティーに参加。それは40代の女性が数少ない男性を奪い合うパーティーで、新婚の加茂は大輔と同様に腰が引け気味だが、バツイチの時田は乗り気で、ある美女に目を留める。それはなんと大輔の大学時代の恋人・黒田志摩子(森口瑤子)で、大輔に気づくと昔と変わらず親しげに「スワニー」と声をかけてくる。志摩子は未だ独身で女性向けの通販会社の社長をしているという。そして明後日が大輔夫婦の結婚10周年記念日だと知ると、志摩子は記念の指輪を買うように、お勧めのジュエリーショップを紹介する。
翌日、その店で大輔と志摩子が指輪を見ていると、偶然絢菜がやって来て、志摩子がふざけて腕を絡めてきたところを見られてしまう。その後、絢菜が大輔の会社に事務機器の発注にやって来るが、デスクに真澄の写真が飾られていたことから、志摩子と不倫をしていると誤解されてしまう。大輔は誤解を解くために、新商品で破らないと中身が読めないメモ用紙を使い、志摩子とはやましい仲でないことを絢菜に伝えようとする。
ショップで見たスイートテンリングは安いものでも価格が5万円だった。バイト代の3万円をもらってもまだ足りないと嘆く大輔に、時田と加茂は1万円ずつ貸してくれ、指輪で真澄を喜ばせて小遣いを5万円に戻してもらえばいいとけしかける。大輔は、ダイヤモンドリングを購入すると特典で付属のコンパクトミラーにオリジナルメッセージを彫り込んでもらえると知り、メッセージを考えて例のメモ用紙に書き込む。そしてメモの1枚をジュエリーショップに、別の1枚を絢菜に渡す。
結婚記念日の晩、大輔が帰宅すると、真澄と理英はごちそうを用意して待っていた。大輔がプレゼントした指輪を見て歓声を上げる真澄たち。だがそのとき、大輔は1枚のファックスを見つける。それはジュエリーショップから届いたメッセージの文面を確認するファックスで、大輔は「志摩子とはやましい関係ではない」と書いた方のメモがショップに渡ったことに気づく。まさにそのとき、バイク便の配達人が、メッセージを彫り込んだミラーを届けにやって来た…!
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