第3話 胸キュンさせる法

第3話 胸キュンさせる法

2007年
日本
46分
300ポイント
絢菜(芦名星)から「時間を作ってほしい」と言われた大輔(上川隆也)。加茂(劇団ひとり)と時田(梶原善)は勝手に盛り上がり、お茶だけでなく高級レストランで食事もごちそうするべきだと勧めるが、大輔はいつも通り、金が無かった。
その夜、帰宅した大輔は「一緒にお風呂に入ろう」と理英(美山加恋)を誘うが、「ヘンタイ」と断られてしまう。真澄(田中美佐子)によれば理英には片思いの相手がおり、思春期で父親のことが汚らわしく見えているのだという。理英と腕を組んでデートするのが夢だった大輔はひとり傷つく。
その日の夕飯はすき焼き。酒はいつもの発泡酒ではなく、なぜかビールと気前のいい食卓だった。案の定、真澄は定価3万円の美顔器がネットオークションに1万円で出ているので購入したいとおねだり。承諾する代わりに大輔はレストラン代の2万円を借りようとするが、いつものように調子よくかわされる。
財布に5,480円しか残っていない大輔は、真澄からネットオークションは誰でも出品できて儲かると聞き、苦肉の策を思いつく。
約20年前の「世界水球大会」のマスコットペンギン「ヨシゾーくん」の人形を、加茂に代理で出品してもらい首尾よく1万3千円で買い手がつくが、お金が手に入るやいなや、経理の女子社員の出産祝いで1万円を持っていかれてしまう。
なかなかデートの食事代が工面できない大輔に、事情を知らない絢菜は、社用でパロット文具に来た際に「お目にかかるのを楽しみにしています」というメモと連絡先を残していく。
一方、家では大輔が理英から相談を受ける。運動会で一輪車の出し物があるが、乗れないのは理英ともう1人の女の子・沙織(来代ひより)だけだというのだ。大輔は自分から離れかけた理英が相談してくれたのが嬉しく、自分も乗れないのをよそに、2人で一輪車の練習を始める。
翌日、川瀬(成宮寛貴)がパロット文具にやって来た。買収したコンビニエンスストアで扱う商品のコンペにパロット文具も参加してほしいと言い、担当者に大輔を指名してくる。なぜ自分を指名したのかと質問する大輔に川瀬は「単なる会社のコマでしかないサラリーマンのどこに魅力があるのか知りたくなったから」と意味深な答えを返す。
そんなとき、忘れていた出張手当の1万8千円が経理から支払われた。絢菜から翌日の都合を尋ねるメールが届き、大輔は意を決してOKの返事を出す。家では真澄に、明日の晩は時田と加茂と飲み会をすると嘘をつくが、2人のことを詳しく説明しすぎたために、逆に真澄から怪しまれてしまう。大輔のお陰で一輪車に乗れるようになった理英も、大輔を微妙な視線で見つめている。
そしてデート当日。時田にせっつかれてイタリア料理店を予約した大輔。待ち合わせ場所で待っていた絢菜は嬉しそうな笑顔を見せるが、その瞬間、理英から「ごめんね」と書かれたメールが届く。一体何が起きたのかと心配になった大輔の取った行動は…。そして大輔と絢菜のデートはどうなるのか?
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