
脚本/峯尾基三 監督/小澤啓一 1989年4月2日放送
【あらすじ】
刑事を辞め、漁師となって生活を送っていた倉本のところに、塩田が谷川を伴って現場復帰を求めてきた。今回の事件には倉本の命を狙う秋葉礼次(原田)が絡んでいるという。だが倉本に復帰の意志はまるでなかった。ところが漁の最中、倉本は秋葉の手の者による銃撃を受け、世話になっていた漁師の命が奪われた。この一件が倉本の心に再び悪への怒りの火を灯す結果となった。麻生を訪ねた倉本は、台湾のゴルフ場で大手ゼネコンの佐伯専務(佐原)夫妻とジャーナリストの小山内(亀石)が秋葉一派に拉致されたという話を聞かされた。しかも台湾とは国交がないため捜査員が派遣できないのだ。残された手段は民間人が個人の責任で行動を起こすしかない。教会でただ一心に両親の帰りを願う娘の姿を目の当たりにして、倉本の心は固まった。倉本は神奈川県警の中田から秋葉一味の資料を受け取り、谷川を伴うと台湾へ飛んだ。そして空港で風間の出迎えを受け、捜査を開始。一味の仁科麻里(山本)という女性がマニラに向かうことを掴んだ倉本たちも一路マニラへ。そこで伊達という心強い仲間も加わり、麻里を捕らえた一行は野戦の訓練を元軍人のグエン・ラボロ(アキノ)に請い、人質救出を成功させるが、伊達が足を撃たれ捕まってしまう。倉本はひとり、その救出に向かうのだが……。
【解説・脚本との相違点】
脚本表紙に記載されたタイトルは同じで“2時間スペシャル番組”と枠囲みで記載。我らが石原裕次郎は写真での登場となったが、脚本では終始“小暮警視”と記載されており西部警察署の木暮謙三課長とはどうやら他人の空似のようだ。冒頭、塩田と谷川が倉本の家で彼を待つ前、倉本と源吉の交流シーンがあった。塩田がクサヤのヒモノ(そう表記)を買う描写もあったがそれもカット。その塩田を、倉本は脚本では“オヤッさん”と呼んでいた。また、倉本が麻生から正式に今回のミッションを依頼される際、麻生は小山内の著書“「国際社会の危機管理・狙われる企業戦士」”を渡し、小山内が世界に十数ヶ国を廻って吸収したノウハウで本著を執筆、その彼が狙われたことを皮肉り、秋葉グループが要求拒否の代償として最初に小山内を殺害する旨宣告している事実を伝えていたが、カット。なお、冒頭、“アヴァン・タイトル(I)”として“本編のアドベンチャーアクションと日台比三ヶ国に渡るロケーションのハイライトシーンを、短く、シャープなカットでモンタージュする。”とあり、実際の放送では『西部警察』シリーズの映像も使われ、“あれから3年半……”という形で紹介された。続いて“アヴァン・タイトル(II)”として“著名人による本編及び本シリーズの見所と解説(洋画劇場の要領で)。”とあり、その著名人は古舘伊知郎氏となった。残念ながら今回そのアヴァン部分は収録できなかったが、どうかご了承頂きたい。
〈スタッフ〉
撮影/金宇満司 照明/椎葉 昇、椎野 茂 美術/大嶋修一 録音/佐藤泰博 整音/小峰信雄 音響効果/東洋音響カモメ
編集/原 桂一 助監督/児玉宜久 記録/土居久子 制作担当/浅野謙治郎 制作プロデューサー/高山正彦
キャスティングプロデューサー/仲川幸夫、小島克己 番組宣伝/泉山一仁(テレビ朝日) コスチュームデザイナー/加藤和孝
〈ゲスト出演者〉
原田芳雄、佐野浅夫、亀石征一郎、山本ゆか里、片岡五郎、佐原健二、東丘出陽、草薙良一、吉沢 健、清水 宏、菊川与市、太田行雄、
伊藤久二康、小野明良、大島光幸、西内 章、橋本英夫、星野 晃、宮澤美保、田 麗、黄 丹 、アガピトA.アキノ、グループ12騎会、クロキプロ
【あらすじ】
刑事を辞め、漁師となって生活を送っていた倉本のところに、塩田が谷川を伴って現場復帰を求めてきた。今回の事件には倉本の命を狙う秋葉礼次(原田)が絡んでいるという。だが倉本に復帰の意志はまるでなかった。ところが漁の最中、倉本は秋葉の手の者による銃撃を受け、世話になっていた漁師の命が奪われた。この一件が倉本の心に再び悪への怒りの火を灯す結果となった。麻生を訪ねた倉本は、台湾のゴルフ場で大手ゼネコンの佐伯専務(佐原)夫妻とジャーナリストの小山内(亀石)が秋葉一派に拉致されたという話を聞かされた。しかも台湾とは国交がないため捜査員が派遣できないのだ。残された手段は民間人が個人の責任で行動を起こすしかない。教会でただ一心に両親の帰りを願う娘の姿を目の当たりにして、倉本の心は固まった。倉本は神奈川県警の中田から秋葉一味の資料を受け取り、谷川を伴うと台湾へ飛んだ。そして空港で風間の出迎えを受け、捜査を開始。一味の仁科麻里(山本)という女性がマニラに向かうことを掴んだ倉本たちも一路マニラへ。そこで伊達という心強い仲間も加わり、麻里を捕らえた一行は野戦の訓練を元軍人のグエン・ラボロ(アキノ)に請い、人質救出を成功させるが、伊達が足を撃たれ捕まってしまう。倉本はひとり、その救出に向かうのだが……。
【解説・脚本との相違点】
脚本表紙に記載されたタイトルは同じで“2時間スペシャル番組”と枠囲みで記載。我らが石原裕次郎は写真での登場となったが、脚本では終始“小暮警視”と記載されており西部警察署の木暮謙三課長とはどうやら他人の空似のようだ。冒頭、塩田と谷川が倉本の家で彼を待つ前、倉本と源吉の交流シーンがあった。塩田がクサヤのヒモノ(そう表記)を買う描写もあったがそれもカット。その塩田を、倉本は脚本では“オヤッさん”と呼んでいた。また、倉本が麻生から正式に今回のミッションを依頼される際、麻生は小山内の著書“「国際社会の危機管理・狙われる企業戦士」”を渡し、小山内が世界に十数ヶ国を廻って吸収したノウハウで本著を執筆、その彼が狙われたことを皮肉り、秋葉グループが要求拒否の代償として最初に小山内を殺害する旨宣告している事実を伝えていたが、カット。なお、冒頭、“アヴァン・タイトル(I)”として“本編のアドベンチャーアクションと日台比三ヶ国に渡るロケーションのハイライトシーンを、短く、シャープなカットでモンタージュする。”とあり、実際の放送では『西部警察』シリーズの映像も使われ、“あれから3年半……”という形で紹介された。続いて“アヴァン・タイトル(II)”として“著名人による本編及び本シリーズの見所と解説(洋画劇場の要領で)。”とあり、その著名人は古舘伊知郎氏となった。残念ながら今回そのアヴァン部分は収録できなかったが、どうかご了承頂きたい。
〈スタッフ〉
撮影/金宇満司 照明/椎葉 昇、椎野 茂 美術/大嶋修一 録音/佐藤泰博 整音/小峰信雄 音響効果/東洋音響カモメ
編集/原 桂一 助監督/児玉宜久 記録/土居久子 制作担当/浅野謙治郎 制作プロデューサー/高山正彦
キャスティングプロデューサー/仲川幸夫、小島克己 番組宣伝/泉山一仁(テレビ朝日) コスチュームデザイナー/加藤和孝
〈ゲスト出演者〉
原田芳雄、佐野浅夫、亀石征一郎、山本ゆか里、片岡五郎、佐原健二、東丘出陽、草薙良一、吉沢 健、清水 宏、菊川与市、太田行雄、
伊藤久二康、小野明良、大島光幸、西内 章、橋本英夫、星野 晃、宮澤美保、田 麗、黄 丹 、アガピトA.アキノ、グループ12騎会、クロキプロ
発売元 株式会社ポニーキャニオン 製作著作:株式会社 石原プロモーション
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